WAKEフィジカルトレーニング

ミドルエイジからのワークアウト

ニコニコペースのスロージョギング 〜ニコニコペースの運動の方が大量にカロリー消費できる〜

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最大努力運動、すなわち自分の持てる能力の100%で運動する時が最もエネルギー消費量が高くなります。これは前回のブログで説明したとおりです。それなのに、なぜ50%レベルのスロージョギングがオススメなのでしょうか?
 
最大努力運動はそもそも5〜10分しか運動継続できません。これはその人個人の最大酸素摂取量という有酸素能力の最大値を意味します。仮に最大努力運動が時速10kmの体力の人(70kgとします)がいるとしましょう。このレベルが100%になります。時速10kmでなんとか10分死ぬ思いで走りきったとします。距離は1.6km走ったことになります(10×10/60=1.6km)。乳酸も溜まりピークに達しています。消費量は距離×体重ですので、1.6×70=117kcalです。
 
それでは50%の時速5kmで走ったらどうでしょう。前回のブログでも説明した通り50%レベルはニコニコペースですので、いつまでも走れます。1時間走れば5kmです。消費量は5×70=350kcakです。およそ3倍の消費カロリーになります。ほとんど疲れは溜まらず精神的な負担も小さいです。100%だと、わずか10分で117Kcalなので大したものです。しかし、これ1日に1回行うのが限界でしょう。
 
両者は100%と50%の例で両極端ですね。100%の方はほとんど糖質がエネルギー源で、50%の方は糖質と脂質が半分半分ずつエネルギーとして燃えています。
 
どうでしょうか?スロージョギングで減量できる意味がお分かりになったのではないでしょうか?