坂本誠のフィジカルトレーニング

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スロージョギングをすること以上にスロージョギングの考え方自体が大事

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これ確かにそうなんです。今日ノルディックウォーキング&スロージョギングin春日池公園のイベントがありました。その時スロジョグ仲間であり上級指導者の島さんがお客さんに言った言葉です。
「スロージョギングは走り方をマスターするのも大事ですが、なぜスローで走るのか考え方を学ぶのが大事なんですよ!」と。ここにはとても深い意味があります。

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なぜ考え方が大事なのでしょうか?それは近年の運動不足による生活習慣病の蔓延と関連があります。生活習慣病の代表として糖尿病が挙げられますが、現在糖尿病患者とその予備軍を含めておよそ1800万人います。実に6人に一人が当てはまるという状況です。高度経済成長以後、現代人は身体活動を失ってしまいました。生活のほとんどがオートメーション化されたからです。買い物や通勤での車の利用、洗濯は全自動、テレビのリモコンもそうです。そしてエレベータやエスカレーターもですね。挙げればキリがありません。動くために必然的に糖質や脂質などのエネルギー源を使います。使わないとどうなるでしょうか?血液中に余った糖分や脂肪分が淀み、ヘドロのように溜まってきます。長期続くと血管は破綻し、破れたり詰まったりします。それが脳梗塞や心筋梗塞です。糖尿病はその原因の一つです。身体を動かさないことがどれだけ危険かお分かりでしょう。
 
ではウォーキングで健康づくりではなく、なぜジョギングなのでしょうか?もちろんウォーキングでも良いです。でも、ジョギングの方がもっと良いです。人はそもそも走っていました。日が暮れそうな時には急いで走って家に帰っていたし、もっともっと昔には獲物を捕らえるために走っていた。走るのはまさに日常の一部だったのです。そんな生得的に持っている機能を使わない手はないです。しかも、この運動はエネルギー消費量がウォーキングの約2倍です。でも運動不足が続いている現代人はすぐには思うようには走れないはずです。だからゆっくり走るスロージョギングなんです。きっとバックグラウンドが分かれば走りたくなるでしょう。いかがでしょうか?