2人の女性がトレーニングに一年ぶりに復帰しました。このお二人はともに走ることが大好きです。しかし走るからといって筋力が低いかと言うとそんなことないです。デッドリフトという下の写真の右下の種目ではお二人とも50kg10回挙げていました。これってすごい力持ちです。
課された要求に対する特異的な適応
しかし一年経った今はどうでしょうか?先日扱った重量が17kgです。事実を知ると「とんでもない重量を扱ってたんですね!すごい体力落ちた」と言われました。しかし当然と言えば当然なんです。重い重量をその後持ってなかったので、身体が筋力を維持しておく必要性を感じなくなったので筋力を低下させたのです。これをSAIDと言います(Specific Adaptation for Imposed Demand )「課された要求に対する特異的な適応」という意味です。
筋肉は以前の体力のレベルを覚えている(マッスルメモリー)
以前は高負荷という要求に対して筋力を向上させるという適応が起こったのです。今回はその逆です。私は2人はすぐに筋力が回復すると思ってます。筋肉は以前の体力レベルを覚えてますから、すぐに回復します。これをマッスルメモリーと言います。昔取った杵柄は残っているのです。ですからみなさん一度トレーニングをしたことがある人は是非復帰されてください。回復が早いですよ!