夜食を食べると寝ている間に脂肪のエネルギー価が300倍に膨れ上がる???
これはお客さんとダイエットの話をしていた時に出てきた誤情報です。ご本人がテレビで見て得た情報だそうです。うろ覚えで確実ではないそうですが、いずにれしても「夜食は太る」というものでした。減量する際に大事なことはまずは「エネルギー不滅の法則」なんです。これは貯金箱と同じです。前にも話しましたね。現金は貯金箱の中にあろうが、貯金箱の外にあろうが100円は100円です。現金の価値は常に不滅です。この考え方です。脂肪を貯蓄してもその脂肪の価値は変わりません。それが寝ている間に100円が300倍になって、30,000円になると言いたいんでしょう?現金なら嬉しいですが、あり得ないですね。
食事を寝る前に摂ると、寝ているときに成長ホルモンが働いて脂肪に変わりやすいというのはあるかもしれません。しかし、そんなのはマイナーな影響です。非常に小さい影響に気を囚われすぎです。ほかにもそのようなマイナー効果を挙げてみましょう。
1.コーヒーを飲むとカフェインの効果で脂肪が分解される。
2.ストレスが掛かるとタンパク質分解ホルモンのコルチゾールが分泌されて筋肉量が落ちる。その結果基礎代謝が下がり、太りやすくなる。
3.筋トレにより筋肉を増やして、基礎代謝を増加させ減量効果を促す。
などでしょうか。今思いつくものはこれくらいですが、正しいでしょうけど、マイナーです。こういったことに取り組むよりも、もっと大きなやるべきことをやらないと体重は落ちません。最重要はエネルギー消費量を上げて、摂取量を下げることです。私なら1~3のことを考慮しなくても、体重を落とすことはできます。エネルギー消費量を上げるためにスロージョギングと筋トレを計画的にするだろうし、エネルギー摂取量を下げるために知恵を使ってお昼をサンドイッチだけやサラダチキン+おにぎりだけにするでしょう。基本的にお菓子は食べないようにします(これが禁止事項ですね)。
減量で大事なことはマイナー事項にとらわれないことです。メジャー事項はもちろん、エネルギー消費量を上げて、摂取量を下げることです。これに尽きます!