坂本誠のフィジカルトレーニング

パーソナルトレーナーの目線から、減量やトレーニングについて書いています

講演を繰り返すうちに感じたこと

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今日も講演のお仕事でした。さいきじんクリニックでの糖尿病教室です。その名も「糖を制するスロージョギング」です。これは昨年熊本で講演をさせて頂いたタイトルです。最近、健康づくりに関する講演が増えています。ご想像のとおりスロージョギング関連の講演です。本当に感謝しております。ありがとうございます(^-^)。

やっていく中で感じることは私は講演家ではないので、本当はまだまだ不足の面ってたくさんあると思うんです。立ち居振る舞い、ユーモア、情報量や質などなど。今回たくさんこの仕事を頂く中で感じたことを書こうと思います。

 

●講演ではパワーポイントに頼りすぎは良くないのでは?

パワーポイントを使って進めていく中で、そればかり見て進めているとハッと会場を見たとき、シラケた雰囲気を感じるときがあるんです。。。明らかに意思疎通不足ですよね。これって自分が一方的に進めていったときに多かったです。「実はですね。こんなことが起こっているんです!」とか、「どれくらいこの数値が増えたと思います?」といった感じで会場を誘っておいてからスライドに目を向けさせると、集中が維持できることが多いです。それから自分のエピソードや自分の思い、そして事例などを上げるとぐっと開場を引き付けられます。話がメインでパワーポイントを補足と言った形で行うと良いと思っています。

 

●1回の講演でどれだけ運動を好きになってもらえるか?その気になってもらえるか?

 「運動の魅力ってのを最大限に伝えないといけない」と最近つくづく思います。なぜ私がこの壇上に立っているんだろう?それは情報を伝えるだけでなく、やる気にさせるためですよね。その気にさえるためですよね。きっと!ということは最初の出だしが大事ってことです。最初に

「運動ってなんで気持ちが良いんでしょうね?」

「みなさん、ご自分の歩幅はご存知ですか?」

「なぜ歩くのは良いと思いますか?そしてなぜ走るのはもっと良いのでしょうか?」

「まず最初にみなさんにお伝えします!ジョギングは人間が最も行うべき運動です!なぜならば、」

と言った感じが今まで引き付けられたと思います。あとは理由を述べたり、エピソードを話す。そして、自分でも出来そうと思える運動法をお伝えすると良いですね。今日も終わった後、「やってみよう」という声が聞こえました。「スロージョギング!これなら家でもできる」自分でも出来るという見込みを感じてもらえるよう仕向けるのがプロなのだと思っています。

ちなみに私が聞いた講演関係で引きつけられた最高の出だしはこんな感じです。「みなさん、瀬戸内海は世界ナンバーワンの海です!なぜならば単位面積あたりでの漁獲収穫量は世界ナンバーワンだからです。漁業を中心とした商業の多さ、そして瀬戸の海水は10ヶ月で徹底的にプランクトンに分解され、循環し新しい水に入れ替わります。みなさんが住まれているこの瀬戸は間違いなく世界ナンバーワンです」という出だしは、これまで最高の講演でした。瀬戸内海に誇りも何もなかった私は一気にこれで惹きつけられました。出だしは大事だなあと。

 

●臨機応変に自分の得意分野(運動のこと)をいくらでも話せる引き出しが必要

講演はある程度のレールがある方が安心しますね。だけどレールに沿って進むことは稀で、なにがあるか分かりません。特に時々双方向で話のやり取りをしている場合にはツッコミがあったりします。何が来るか分かりません。そんな時自分の専門分野のことを聞かれて答えられないようではダメだと感じました。「指の付け根で走るのって脹脛が痛くなるでしょう?」ってのが来たことがありました。そこで「ジャンプして踵から着地してみてください。衝撃が大きいですよ。」との返答をし、専門的な話をすると納得してもらえます。信頼度も上がりますね。

 

●ユーモアは必要なのか?

私は絶対に必要だと思っています。私は大学の先生ではありませんので、いかに人に受けるかも大事な要素です。ですので、ユーモアは必要ですね。特に自分の失敗談や家族のこと、息子のことでも、嫁のことでも何でもいいかと思います。失敗談は親密度を増すことができると感じました。この人も人間なんだと思ってもらえる。「このまえツイツイうっかり寝ちゃいましてね。。」とか「美味しいんですよあのケーキ屋さん」とか家族のエピソードなんかも笑いが取れますね。

 

講演って言っても私は講演家ではなくトレーナーです。だけど、トレーナーとして経験と学問の研鑽を重ねておけば、講演は出来ると思っています。普段お客さんにお話しすることが大人数になるだけなのですから、あとは場慣れですね。そう信じています。