坂本誠のフィジカルトレーニング

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糖尿病関連の人口は今も2000万人を超えている 〜スロージョギング特別講義 2〜

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このグラフは2016年に行われた最新の国民健康・栄養調査による糖尿病の推定人口です。①一番左のグラフが「糖尿病が強く疑われる人」の人口の推移。②真ん中が「糖尿病の可能性を否定できない人」の人口の推移。一番右が①と②を合計した両人口の推移です。私が20年前学生をしていた時が1000万人を超えて大変なことになったという感じでしたが、20年でその2倍です。さらに驚きます。

 

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昨日のブログで書きましたが、今スポーツを実施する人口は60代以上の高齢者で増えています。そういった状況があるにも関わらず、今尚、糖尿病関連の有病者人口は2000万人を超えたままで、総人口の6人に1人がこの病気を患っているということになります。糖尿病治療の基本は食事、運動、薬です。運動は特に重視されていて、3者の中でもっとも耐糖能(血管内に入ってきた糖を処理する能力)の改善率が高いことが分かっています。というのも糖尿病は生活習慣病なので、主な原因は身体活動不足と栄養の過多です。薬は根本的な治療ではありません。上の写真のような運動、特に有酸素運動が血糖の正常化には効果的です。さらに心臓や血管系に強い負担をかけず、血中の糖質や脂質をエネルギーとしてたくさん筋肉で利用するので、筋肉のエンジン性能も良くなり持久性体力がアップしていきます。このような良い効果のある運動ですが、もしかするとこの実態を見ると、運動を実施する人としない人の差が大きいのかもしれません。運動をしない人の理由は何なのでしょうか?