WAKEフィジカルトレーニング

ミドルエイジからのワークアウト

大学の講義資料作成 → 自身の仕事にも活きる

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【運動処方の適用範囲を表す図】

 

岡山県立大学の講義が今日すべて終了しました。担当科目は運動生理学です。

合計9回の講義でした。

講義内容の一部を以下に示します。

 

筋収縮のメカニズム

トレーニング適応

運動と環境(暑熱環境)

運動処方の概要

準備運動と整理運動、ストレッチ

有酸素運動(ジョギングとウォーキング)

筋力トレーニング

生活習慣病の運動療法

などなど。

 

正直言うとね〜。準備が大変でした。。。

一回の講義でパワーポイントのスライドを約20枚作成しましたからね。

そうしないと1回90分間の講義が持たないです。

 

こんなのとか

↓↓

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こんなのとかを

↓↓

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大変でした。

 

大変だったのですが、収穫は大きかったです。

1つは講義の資料作りのスピードが早くなったてこと。

2つ目は、他の講演に呼ばれた時にもこの資料が転用できるってこと。

それと3つ目は、これからトレーナー養成講座をやる場合にそのまま利用できるってことです。

 

来年は県立大の講義は15回すべて持つことになります。循環器系の適応や体力の構成、エネルギー供給系などの運動生理学の基本をすべて教えることになります。今度はトレーナー養成講座のために追加の資料を作って、逆に県立大の講義資料にも転用しようと思います。福山にはまだまだパーソナルトレーナーが少ないです。もうちょっと増えても面白いと思います。NSCA認定パーソナルトレーナーが増えればみんなも自分もさらに研鑽できるし、福山のエリアでも講習会がやりやすくなりますね。そうすれば他県からも講義を受けにきてくれると思います。

 

昔に比べると福山の運動指導者のレベル、特にトレーナーのレベルは上がっていると思っています。昔は「なんやこいつら」ってのが沢山いました。科学的なベースも何も持たず感覚だけの連中。健康運動指導士すら持っていない人も普通にいましたからね。共通語がないから話が噛み合わない。。でも今は違う。NSCAの影響もあると思います。確かにレベルは上がっています。福山ではShima Conditioning Roomの島さん、今井さん、パーソナルトレーニングジムLIFTの大賀さん、Switch Bodyの木下さん、なお整骨院の田中君、Bob整骨院の伊藤君たちです。他県がレベルがまだまだ上がっていますが、福山も負けてはいません。

 

と言いながらも今の美容院や歯科医院のように増えすぎても開業したも者も困るので、トレーナーがある程度増えるように頑張ってみようと思います。楽しい職業だよ。仕事がうまくいけばね。トレーナーを生業にするのは簡単ではないけど、やりがいのある仕事です。これ一応今の目標ね!

 

大学の講義は良い機会を与えてもらいました。

ただでは起きんよ!私は。

そういった気概。トレーナーには必要ですね。

いや、全個人事業者には。

 

それと別の話ですが、専門書の1つの章の執筆を依頼されました。他には、ある学会のシンポジウムでお話をすることになりました。少しずつ科学的なデータが頭の中でまとまってきました。こういった科学的知見を多くの人に還元できるように邁進しないといかんね。しっかりとした科学的ベースと現場を踏まえたトレーナーを育てないとね。もう研究者寄りの頭デッカチだとか、現場主義だとかいった時代は終わりです。現場と科学の両輪、現場と科学の橋渡しがトレーナーの役割です。Bridging the gap between science and practice!!