坂本誠のフィジカルトレーニング

Mako’s Physical Training. “Perfecting the basics is the fastest.” "Love Barbell-based training and Slow Jogging"

8回目のハングスナッチトレーニング 私の所感

ジャンプ系の競技で、より高く遠くへ飛ぶことは勝敗にそのまま影響します。バスケットボールやバレーボールなどの球技に於いてもジャンプ力は勝敗に関わる要素でもあります。例えば、バスケットボールの場合は、リバウンドやブロック、あるいは高い位置からのシュートだけでなく、ボールを加速させるためにも下肢の伸展動作は大事です。

練習をすればジャンプ力が上がるとの声もありますが、練習はあくまで技術を習得するためや、戦術の時間です。練習はトレーニングに比べると、集中してジャンプ力を強化できる量、強度は低くなります。そこでクイックリフティング(およびプライオメトリックス)が重要になります。ジャンプに於いて重要なのは上述の下肢の伸展力、つまり股関節、膝関節、足関節のトリプルエクステンションです(写真3)。今回8回目のクイックリフティングをバスケットボールの選手に指導しました。

 

【1】ハングポジション

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もう少し肩がバーの前に来て、身体を前傾する必要があります。スタートポジションの前傾はこの時点ではきついですが、私の感覚ではバーを引く弾道が長くなりパワーポジションまで行くとスムーズにトリプルエクステンションが出来ます。

 

【2】パワーポジション
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【3】ジャンプwithバー

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トリプルエクステンションの動作です。今回は残念ながら前回よりも肘を曲げるタイミングが早くなっています。地面も真下に押す動作になっておらず、後ろに蹴るような動作になってしまいました。実際にはお尻を締めて、鳩尾を真上に突き上げる感じでジャンプすると良いです。

 

【4】ハイプル
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少し前に膨らんでいます。

 

【5】キャッチ
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下肢の伸展パワーを上げる源になるのは「筋力とスピード」です。元々の筋力を上げてもスナッチは楽にできるようになります。その方法はスクワットです。そうするとスクワットだけをやれば良いと言う発想になりますが、スクワットにはスピードがありません。このクイックリフティングとスクワットは同時並行で行うとより効率的に成果を挙げることが出来ます。次回もスナッチとプッシュプレスをトレーニングします。

実は7回目の方が上手に出来ていました。バーがいつもと違うのを使用していたこともあり、それが影響したのかもしれません。もしくは単に歯車が合わなかったです。これがクイックリフティングの難しさです。また習得する楽しさでもあります。