WAKEフィジカルトレーニング

ミドルエイジからのワークアウト

クイックリフティングはパワー(瞬発力)の修得

今日で10回目のハングスナッチの指導が終わりました。最初は20kgがやっとだったのに、よく35kgができるようになったものです。まだまだ毎回安定した動きではありませんが、タイミングがあった時はフワッとバーが跳ね上がってきます。今日このバスケの選手の方とメッセージでやり取りしたのですが、ハングスナッチ の意義がやっと分かってきたそうです。

ネーミングがクリックリフティング(素早く持ち上げること)と言うだけあって、持ち上げる練習だと思う人が一般には多いです。しかし、この動きはバーと一緒に自分が飛ばないとバーが跳ね上がってきません(写真3)。つまり下半身(股関節、膝関節、足関節)の伸展能力が試されています。この伸展というのはそもそもジャンプです。だからこのトレーニングがジャンプ力の向上に役立つのです。10kgを上に飛ばせるよりも、20kgを上に飛ばせる方がパワーが強いのは当然のことです。

それと、「このクイックリフティングは筋トレになるのですか?」という質問がありましたが、筋トレの一つです。ただ目的はパワーの向上です。パワーを向上させるための筋トレと考えていただければOKです。

体力要素の観点から、筋トレの効果は4つしかありません。筋力の向上、筋肥大、筋パワーの向上、筋持久力の向上です。高重量低回数で行えば筋力向上。中重量中回数で行えば筋肥大。低重量高回数行えば筋持久力。ある程度軽くして一気に素早く上げれば筋パワーの向上です。教科書を見てもこの4つの効果と「傷害予防」が見て取れるくらいです(十分ですが)。

そのことが分かってもらえただけでも嬉しかったです。

 

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