WAKEフィジカルトレーニング

ミドルエイジからのワークアウト

関係あり?運動と鉄分

パーソナルトレーニングジムWAKE管理栄養士の久保田です。

 

トレーニングはどのくらいすればいいのか等の疑問を抱えている方多くおられると思います。

トレーニングも多ければ多いほどよいというものではなく、強度と量が不適切な場合オーバートレーニングという現象を引き起こすのです。

全身疲労、情緒不安定、睡眠障害、なかなか治らない風邪など多くの症状を招きます。ここまで聞くとどれだけ自分を追い込んだのかと気になります。

この状態では、筋力とパワーは増大せず、パフォーマンスが低下していき、そしてはじまる負の連鎖。ほどよくトレーニングすべきですね。

この他にもスポーツ活動に伴って起こるスポーツ貧血というものがあるのですが...

繰り返し激しい運動に伴う赤血球膜の酸化、浸透圧による溶血などの原因が明らかになっていて、赤血球の合成と分解のバランスが崩れると鉄欠乏性貧血がみられます。スポーツ選手の多くは鉄欠乏性貧血です。

 

そういえば坂本トレーナーも筋トレのしすぎで過去に貧血になったと言っていましたね。毎日していたということで体調が優れず病院に行くと貧血の診断をされたみたいです。やりすぎには気を付けてください(笑)

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この貧血の治療法は、だいたいは鉄剤による治療、経静脈からの投与となります。食事療法の方のみでは回復させるのが困難ですが、貧血の再発防止には食事療法をすることに意義があると考えます。

 

 鉄分と言えば?と質問するとレバーやほうれん草という回答が多々。

でははたしてそうなのでしょうか?

レバー生100gでは鉄4.0gなので他の部位に比べると圧倒的に多いので合っています。

野菜ではほうれん草が多いと思われがちですが、実は小松菜の方がやや高い!

ほうれん草は100g当たり生2.0g、ゆで0.9g小松菜は100g当たり生2.8g、ゆで2.1gです。(ちなみにゆでたり焼いたりすると当然のごとく栄養分低下します。)

 

あと食事中は緑茶・紅茶に含まれるタンニンが鉄吸収を阻害してしまうので、控えるのがベスト!

 

こうしてみるとやはり運動と鉄分には密接な関係があることが分かりますね。