木を見て森も見る

福山市のパーソナルトレーニングジムWAKEのトレーナー池本です。

 

「木を見て森を見ず」ということわざがあります。

これは、些細な事を見すぎると全体が見えなくなるという事です。

ビジネスの世界でも、スポーツの世界でも全体像を見ましょうという提言で使われることわざかと思います。

 

スポーツの世界では、特に団体スポーツでは

「組織の中で個を生かす」事が重要になります。

 

日本のスポーツは、特にこの組織を大切にします。

サッカーも11人がバラバラだと何も出来ないので、同じ方向にベクトルを

合わせる組織づくりを、指導者はします。

ただ、ここ最近自分が思う事は、この組織を大事にしすぎて、個性が消えているという事です。

これは、日本の教育環境も大きく影響していると思います。

自己主張が更になくなってきている子が多いという事です。

組織の中にはいると、空気を読みすぎて、個人の意見を主張しない。

ヨーロッパの子供たちは特にオランダなどは、どんどん自己主張するらしいです。

扱いが難しいんですね。どんどん質問してくるし、納得するまでトレーニングしない選手もいる。日本では考えられません。指導者がこのトレーニングをやると決めたら

黙々とやるのが日本の環境だと思います。

指導者に従順で、組織を大事にする。

これは、日本サッカーのストロングポイントで、逆にこれがあるからこそ

世界でも少しずつ勝てています。

欧米やアフリカの身体能力には、日本の個の能力では勝てません。

だから組織であり、技術であり、器用さであり、そこで勝ってきたと思います。

 

ただ、日本サッカーが今以上の結果を残すには、これからは

「個の育成」は大切なキーファクターになると思います。

日本の良さを生かしながら、個性や自己主張や、自分を表現できる力や、判断能力

その辺りが必要です。

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2020年教育改革をご存知でしょうか?

2020年を起点に小学校から段階的に実施されます。

生きる力を育成し、社会に開かれた教育課程を重きをおく教育です。

AI時代に合った、人間性、思考力・判断力・表現力、自ら学ぶ力

等を実施していくとの事です。

正直、子供たちと接していて、10年遅いと感じますが、これからの学校教育に期待したいです。

なぜなら、スポーツをする上で学校教育は大きな影響を受けるからです。

 

例えば中学生になっても

「コーチトイレ行っていいですか?」と聞いて来ます。

こちらが行くなと言ったらどうなるのでしょか?

おそらく学校でトイレに行くことすら先生に聞かないといけない環境なんだと思います。

せめて

「コーチトイレに行ってきます。」にしてほしいし、

「今トイレ行っても大丈夫ですか?」ならまだ分かります。

トイレぐらい勝手に行けばいいのにと思いますが、それ位周りの空気を

気にするのが現状だという事です。

そんな選手が、自由な選択・判断を要求されるサッカーやバスケットなどの

自分で考える時間が多いスポーツで結果が出せるでしょうか?

 

もしサッカーやバスケットボールなど団体スポーツで、プロを目指すなり

世界を目指すなら、周りを気にしすぎたらダメです。

 

ここ最近、上手いだけの選手は多いです。技術は明らかに指導環境で良くなっています。

ただ基本技術のベースの上手さは、トップに行くなら当たり前です。

そこから、「自分はこれが絶対ゆずれない」という‘‘こだわり‘‘をどれだけの選手が持っているのか?これは年々減っている気がします。

プロになっている選手は、そのこだわりがしっかりあったと感じます。

特別な選手ではなく、‘‘こだわり‘‘があるか?です。

 

だからこそ、指導者は「木を見て森を見る事」をしないとといけないと思います。

個性も見てあげないと、個性を尊重してあげないといけないという事です。

 

そして、選手はどんな考え方、どんな取り組み方やトレーニングをするとレギュラーになったり、試合で活躍出来たり、トップに行けるのか?に

次回から触れたいと思います。(あくまで個人的な考えです)

魔法のトレーニングはありませんが、魔法の言葉や考え方は伝えられます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

池本