何事にも収支バランスが大切です。
身体でいうと、収入はエネルギー摂取量で、
支出はエネルギー消費量です。
例えば摂取量が2000kcalで、消費量が2500kcalなら
500kcal分の収支がマイナスになり脂肪の貯金が減ります。
つまり収支がマイナスというのは「赤字」という意味です。
赤字なので、その分脂肪の貯蓄が減っていくことになります。
赤字(収支をマイナス)にするときに見るものは?
この時に気にしないといけないのは、
消費量を上げて摂取量を減らすということです。
例えば、消費量を上げれば収支がマイナスになりますので、
簡単に言うと走ればマイナスです。
ただし、食事の摂取量は同じにします。
人は1km走れば体重1kgにつき1kcal消費するので、
60kgの人が1km走れば60kcalです。
5km走ると300kcalに上がり、
食事を300kcal食べないように我慢すれば、
同じく赤字ですので体重が落ちていきます。
とてもシンプルな法則です。
戦略としては
①消費量を増やす
②摂取量を減らす
③消費量を上げて摂取量も減らす
という3パターンのみです。
もっとも実行しやすいのは③番です。
①だとかなり運動しないといけないことになり、
②だと栄養素が不足することがあります。
②の最大の欠点は筋肉量が減り、
基礎代謝が落ちる可能性があります。
では③を実行するときに、何を見れば良いのか?
それは「運動量」と「食事量」です。
日本人の食事摂取基準は
20〜50代で平均的な身長170cm
活動レベルが低い男性の摂取カロリーの
基準値は2300kcalです。
体重を維持しようとする場合です。
この場合、平均的な男性の基礎代謝は1500kcalほどなので、
基礎代謝よりも低い摂取というのは例えば1400kcalということになります。
その収支の2300kcal-1400 kcalでマイナス分はなんと900kcalとなります。
実に1ヶ月で体重が3.8kgも落ちる計算になります。
また、糖尿病の食事療法などに使われている
「標準体重×身体活動量=摂取カロリー」があります。
活動量が低い人の場合は標準体重に25を掛けますが、
上述の170cmの男性の場合、摂取カロリーは
1600kcalほどでかなり少なくなります。
この1600kcalを維持するたけでも痩せますよ。
だって元々太っている人はもっと食べているはずですから。
そこに運動を追加すれば、さらに落ちます。
しかし、結構これを基に摂取カロリーを決めると
日々きついんですよ。
だって今の体重を考慮せず身長だけから割り出した
標準体重から摂取量を決めるわけですから。
これでもきついのに基礎代謝を下回る
摂取カロリーはちょっと考えにくいです。
そりゃあ、一時的なら頑張れますが。
あと注意なんですが、女性は違いますよ!
もっと基礎代謝が低くなります。20〜50歳で1100kcalほどになります。
年末に向けてダイエットに挑戦してみませんか?