WAKEフィジカルトレーニング

ミドルエイジからのワークアウト

運動の効果は増加したことにだけ注目するのではなく、その上がり方の程度も大事

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これは講演や大学の講義で私が作った資料です。

人間の移動運動(歩行と走行)や筋トレが好きなので、その効果をクイズ形式で出しています。

 

で、よく

「速歩が良いの?スロージョギングが良いの?スクワットが良いの?」

と質問されます。どれが良いの?って言われれば、それぞれの特徴があるのでどれも良いんです。スクワットなんかバーベル使えば筋肉の肥大なんてスロージョギングや速歩の比じゃないし。持久力を上げようと思ったらジョギングですしね。結局、目的に応じた手段って話になります。

 

速歩は最大酸素摂取量の増加、脚筋力の増加、血圧、血糖、脂質代謝の改善が見込めます(血液プロフィールについては体力が低い人ほど改善される)。

スロージョギングは上のイラストの効果は全て見られています。

スクワットは太腿の筋肉の肥大とウォーキングスピードの向上です。

 

こう見ると、有酸素運動と無酸素運動の特徴が結果によく表れています。日常生活レベルよりも少し負荷を高めた速歩やスロージョギングでは似たような効果が見られます。スクワットだと筋力アップに伴い筋肥大が起こり、パワー向上の結果ウォーキングスピードが上がったと考えられます。

 

体力要素は下記の通りです。

筋力

筋持久力

全身持久力

スピード

柔軟性

バランス

体格

など。

 

このように無酸素性運動や有酸素性運動、柔軟性運動、スピードトレーニングなどその特徴が分かれば何となくその効果(上記の体力要素の向上)も想像出来るのではないでしょうか?効果は1つの運動について1つと考えおけば、それほど迷わないです。ただ研究ではある運動を行うと複数の効果が出たって報告は沢山あります。さらに、どの程度なのかってのもよく知っておかないといけないですね。わずかな効果を大きく取り上げることがありますから、注意が必要です。でもって、その小さな効果でも生活していくために十分足りているのであれば、それはそれで問題ないですしね。データを見ていくこと自体よくよく見ていく必要がありますね。大事なことです。

 

その上がり方の程度っていうのをまた後日ブログにしたいと思います。