WAKEフィジカルトレーニング

ミドルエイジからのワークアウト

トレーナーはトレーニング指導者であり、体力を鍛えることをサポートする専門職

本日、WAKEに電話がありました。野球をしている子供が中学に上がるに当たって、

1)メディカルチェックも含めてどんなトレーニングをしてもらえるのか?

2)野球の腕の動きとかそういった動作ことも教えてもらえるのでしょうか?

といったものでした。お答えします。

 

【A】

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【B】

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野球選手に対するトレーニング

A.ショルダープレス B.スクワット

 

1)メディカルチェックというもはやっておりません。多分本物のメディカルチェックという意図ではなかったのだと思います。体の柔軟性チェックや関節の可動性や筋力の測定は行なっています。これらを行なった上でプログラムを組んでトレーニング指導をします。

 

2)私は野球の動きやバスケの動きのように特定のスポーツの動作を指導することはできません。なぜならば、私は各スポーツの専門ではないからです。動き(技術)を指導するのは監督やコーチの仕事です。そこに踏み込むつもりはありません。今回のご質問をきっかけとして知って頂きたいのですが、トレーナーの仕事は「体力レベルの向上」です。これはどのスポーツでも必要なことです。それをサポートするのがトレーナー=トレーニング指導者です。トレーニングとは「鍛えること」の意味で、体力を鍛えるという意味です。

 

投げる、打つなどの爆発的なパワーの源は筋力です。動きを成す基本は筋肉が出力するパワーです。小学生も中学生もやることは変わりません。適切な負荷でスクワット、ベンチプレス、デッドリフトを実施すれば成長期の子供でも筋力トレーニングは競技の味方です。

 

さて、先日までトレーニングを受けていたバスケ選手のことをお話しします。

彼からメッセージが届きました(これはまた次のブログでご紹介します)。スリーポイントのシュートが安定してきたと連絡がありました。指導者冥利に尽きます!

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このお客さんには、「これでもか!」というくらいハングスナッチという重量挙げに似たトレーニングを実施してきました。スリーポイントを楽に打てるようになりたいという要望だったからです。通常ならば、いろんなトレーニングをするのではないかと思うかもしれません。しかし、下肢のパワーを上げる最良のプログレッション(漸進)の一部として選びました。私としては当然の考えです。このことは先日のブログにも書きました(http://www.sakamako.jp/entry/2019/03/10/182000)。

日本では体幹トレーニングやそれに類似したトレーニングが流行っています。これはスポーツの動きを無視した効果の低い単なる流行りトレーニングです。知って頂きたいのは初心者レベルであれば、どんなダメなトレーニングでも何らかの効果は出てきます。理由は初心者だからです。しかし、適切なトレーニングをすればもっと伸びます。幸い福山にはNSCAというアメリカ発のトレーニング団体の有資格者のパーソナルトレーナー、あるいはストレングス&コンディショニングスペシャリストの指導者が多いです(私も有しています)。きちんと選手の状態を見極められ、適切な指導ができるトレーナーの下で指導を受けて頂きたいです。

そう切に願っています!!