WAKEフィジカルトレーニング

ミドルエイジからのワークアウト

目から鱗と言われた新プログラムのセッション

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今日のセッションが終わった直後にこのようなメールを頂きました。

私の話が目から鱗ということで、そう言って頂けるとは思っていませんでした。

今日のセッションは先月からプログラムとして設けている、トレーニングアドバイスです。

SERVICE - 福山市のパーソナルトレーニングジムWAKE

トレーニング指導はなくて、助言のみのサービスです。

そのお客さんは筋肉をつけていきたいという要望だったのですが、伸び悩んでいたようです。

そこで他のジムで組まれていたプログラムを見せて頂きました。

それはプログラムというよりも、プログラムの種目と順序と2分割にした内容でした。

もちろんこれが悪いというわけではなりません。

これをやって伸びればそれは正解ですし、伸びなければ考えなければならない材料にすれば良いだけのことです。

 

この方の目的は先述したとおり「筋肥大」です。

プログラムというのはクライアントの体力が向上するように、ゴールを目指してその過程を示すことです。

すなわち地図です。

そこまで作ったものがプログラムです。

実際にはプログラムというのは次の構成要素を満たしていないといけません。

1.初回面談と体力評価

2.種目の選択

3.週頻度

4.順序

5.強度

6.量(セット数×レップ数)

7.休憩時間

8.漸進性

9.バリエーション

です。

これらを順序立てて計画していかなといけません。

Nさんのプログラムにある問題はトレーニング頻度だと感じました。

以前はトレーニングを分割して、今日は胸、明日は背中、明後日は脚、その次は。。。と言った感じで細かく分けて週1回程度同じ筋肉が刺激されるようにするのが良いとされていました。

この方も週に1回同じ部位にトレーニング刺激が加わるようなプログラムになっていました。

しかし、現在はこのようなプログラムは推奨されていません。

1週間あたりのトータルボリュームが重要で、かつ週頻度が2〜3回程度同じ筋群にトレーニング負荷を与えることが重要だということが研究で示されています。

このブログではあまり詳しくお話ししませんが、1週間あたりに加える総セット数の重要性も伝えました。

このことが目から鱗だったようです。

私も昔は「強度を上げるだけ上げて、週1回だけ筋肉を刺激するトレーニング法」を信奉していました。きつさに満足してジムを去るみたいな。

 

トレーニング科学は日進月歩進んでいます。

研究データをよく見て、目的にあったトレーニング行動を取ることが大事ですね!