WAKEフィジカルトレーニング

ミドルエイジからのワークアウト

筋肉つけるのに素質は関係ない

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懐かしい写真が出てきました(1997年7月頃)。

筋バイオプシーという実験の写真です。

太いニードルを太ももに突き刺して、小指の爪ほどの筋肉を切り取って分析します。

分析結果からは2種類の筋線維の割合がわかります。

それはマラソンタイプとスプリンタータイプの2種類です。

前者は遅筋線維、後者は速筋線維と言います。

遅筋線維が多いほど持久系の競技に有利で、速筋線維が多いほどパワー・筋力系の競技に有利です。

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顕微鏡で見ると↑こんな感じ。

上の写真では白く見えるのが遅筋線維、黒く見えるのが速筋線維です。

一本の筋線維は髪の毛よりも少し細いです。

筋線維はこのようにまばらに速筋と遅筋が入り混じっています。

 


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その実験で私が大学院修士課程時代に被検者になりました。

私の結果は遅筋68%、速筋32%です。

私はどちらかというとマラソンタイプです。

マラソン選手になっていたらオリンピックに行っていたかも(笑)

 


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もう一度繰り返しますが、私の筋肉はマラソン仕様で、ムキムキ仕様ではありません。

素質がないです。

だけど努力と知恵で私ごときでもこの程度↑にはなれます。

ボディビルのトップになるというのであれば素質は関係するけど、一般レベルで健康になろうって場合には素質は関係ないですよ。

だから、筋トレやろうぜ!

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バイオプシー実験直後の写真です(当時25歳)。

若い