みなさん、こんにちは。Dr.サカモトです。
過度な食事制限はダイエットに失敗する原因の1つです。これは私がダイエット指導をしてきた中でよくあります。気持ちはわかります。早く成果を出したいと思って、朝はパンとコーヒーだけとか。ヨーグルトだけとか。しかし、こういったことをやると栄養が偏ってダイエットどころか健康障害を引き起こし兼ねません。以下に問題点を3つ並べてみます。
栄養不足: 食事制限が激しいと、必要な栄養素を十分に摂取できなくなるため、栄養不足に陥る可能性があります。栄養不足は、免疫力の低下や肌荒れ、貧血、筋肉の減少などの健康被害を引き起こす可能性があります。
飢餓感: 食事制限が激しいと、空腹感が増して飢餓感を覚えることがあります。長期的に飢餓感を感じ続けると、ストレスや不安の原因となり、ストレスや不安を解消するために過食や暴飲につながることがあります。飢餓感まで出てくるのは危険信号で、精神にも大きなダメージを負いかねません。
メタボリックダウン: 過度な食事制限は、基礎代謝を低下させるため、痩せにくい体質になります。また、食事制限を続けることで、体が飢餓状態に陥るため、体脂肪が蓄積しやすくなることがあります。これを続けるとウェイトサイクリングと言って痩せては太り痩せては太りを繰り返します。過度な食事制限は必要なタンパク質が体に入りませんので筋肉が落ちてしまいます。筋肉は基礎代謝を維持していますので、深刻な問題へと発展します。
では過度な食事制限の弊害から逃れるためにはどうすれば良いのか?
以下の点に注意する点を示しますね。
- 健康を第一とした食生活を心がけること。
- 食事制限によって摂取カロリーを減らす場合でも、必要な栄養素が摂取できるように、野菜を摂りバランスの良い食事を心がけること。
- 適度な運動を行い、筋肉量を増やす(もしくは維持する)こと。
- 十分な睡眠時間を確保すること。
などが大事です。
極端なことをせず、一歩一歩着実に進んでいくことが最速なんですよ。結局のところは。