過剰に脂肪が溜まった状態というのを肥満と言います。
体重に占める脂肪の割合を体脂肪率と言い、計算は簡単です。
例えば60kgの山田さんの脂肪の量が12kgあれば12÷60=0.2です。
あとは×100でパーセンテージにして、20%となります。
掛け算と割り算のみで、山田さんの体脂肪率が求められます。
ただし、これは自分で計算をするというよりも、
今は体脂肪計で測れるので、それを見るとすぐに分かります。
あと、言っておきたいことがあります。
男性で30%以上の結果になっていたら、
「やばっ!!」と思ってくださいね。
男性であれば20%以上が肥満、女性であれば30%以上が肥満です。
上に挙げた30%以上というは重度の肥満なので要注意です。
ここまで来ると脂肪細胞が大きく膨れ上がっています。
脂肪が溜まりすぎると
糖尿病、高血圧などの生活習慣病を発症しやすくなります。
したがって、早急な対策が必要です。
たまにいますが、
お腹に脂肪が溜まって、
「あ〜太ってしまったな〜。。」と
腹をさすって笑っている人が。。。
私はいつもこのセリフを聞くと心の中で思ってます。
『笑っている場合じゃない!』
と。
体内に溜まっている脂肪は1g当たり7.2kcalです。
1kgにすると7200kcalのエネルギーを持っています。
このエネルギーを溜めないためには、3つ方法があります。
①運動量を増やすこと。
②食事の摂取カロリーを減らすこと。
③その両方をやること。
これだけです。
理論的には①と②単独でもOKなんですが、
単独は逆に大変なんです。
「運動だけではムリ、食事だけではダメ」
という考えに立った方が良いです。
というわけで③をやるのがベターです。
もう一回詳しく言いますよ。
運動と生活活動の消費カロリーのアップと食事の摂取カロリーダウンを「実行するのがベター」なんです。
するとこうなるはずです。
消費エネルギー量>摂取エネルギー量
これは減量には絶対なんです。
「食べて動いているのに痩せないよ」という人がよくいますが、
それは消費エネルギーと摂取エネルギーがイコールだからです。
きっと300kcal消費したなら、300kcal分を食べているはずです。
もし体重が落ちているのなら必ず消費エネルギーの方が勝ってますから!
「運動をしているのに体重が落ちない!」という人は発想が逆なんです。
そうではなくて、
「痩せないのなら釣り合ってるんだな」と考えるのが正解です。
これを幾度なく話してきましたが、
「消費量>摂取量 →減量」
これ基本です。