坂本誠のフィジカルトレーニング

パーソナルトレーナーの目線から、減量やトレーニングについて書いています

科学とニセ科学

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本日は福岡大学の授業でした。
スポーツ健康科学研究法という必須科目です。先生は布目先生の「科学、ニセ科学、疑似科学」でした。一昨年、左巻先生が福山に来られた時にニセ科学のことを話されたのでとても興味がありました。
 
科学の条件は2つあって、1つは「再現性がある」ことです。我が研究室だけで成功したというのは科学ではないという話でした。小保方さんのSTAP細胞が好例ですね。
 
それは当然であって、運動の世界では実は疑似科学が多いです。もちろんラーメン屋のようにウチだけの味というのは商売としては良い。だけど同じように「ウチのトレーニング理論が本物だ」と言うのは本当はアウトです。なぜなら、その理論がウチだけが本物なら他で再現できないと言うこと(非科学だと言うこと)を自分から言っているようなものだから。他で再現できないならその理論はアウトだと言う科学者ならではの考えでした。ごもっともです!
 
それから平均値は個体が本来持つ特徴を消失させる危険性もあるという話は印象的でした。アスリートはその特徴でもって戦っている場合もあるから。標準偏差の3倍の一番端ってことですね。考えてみれば五輪の100Mの決勝スプリンターは速筋線維が80%以上で偏り以外の何物でもない。面白い提言でした。
 
科学を嗜む者の基本的な考え方を今日は学べて本当に良かったです。