WAKEフィジカルトレーニング

ミドルエイジからのワークアウト

「パーソナルトレーニングで健康被害多発」の記事について

パーソナルトレーニングで健康被害多発 消費者庁、調査開始 | 毎日新聞

f:id:physicalist:20230520225951j:image

このような記事が掲載されていました。パーソナルトレーニングの施設は福山市でも今年で数えてみると26店舗以上はありました。驚きです。2014年に私がオープンした時には2店舗目でした。9年で24店舗増えたことを考えると激増です。

記事によると、

「2017年度以降の約5年間で、パーソナルトレーニングによるけがや病気の相談が105件あり、そのうち女性が9割だった。」と書かれています。5年間で105件なので1年間で21件。健康食品の通信販売に関する相談件数は2016年には14,000件なのでパーソナルトレーニングはその0.001%ほどです。「お試し」のつもりが「定期購入」に!?第2弾−健康食品等のネット通販では、契約内容や解約条件をしっかり確認しましょう−(発表情報)_国民生活センター

パーソナルトレーニングの事例は数としては多くはないです。しかし数だけの問題ではないです。お客さんの受けたケガや心のダメージは相当だと思います。次に紹介しているYouTubeの動画の事例を含めて見ると、「腰椎の骨折」、「肩関節の損傷」、「肋骨の骨折」などがあるので深刻です。「メンタルの問題だから」いきなり持たせられる重り 理想の体を目指していたはずが骨折も…パーソナルトレーニングで相次ぐ事故 消費者安全委が調査へ|TBS NEWS DIG - YouTube

このYouTubeの動画でも解説しているように店舗数の展開だけ考えてスタッフの教育ができていなかったり、資格を持っていない場合に大きな問題が起こる可能性があります。運動指導という仕事は資格がなくてもできるので、事業参入の障壁が低いです。そう言ったことも関係しているでしょう。

筋力トレーニングというのは有酸素運動よりも特定の関節に強い負荷をかける行為なので正しいやり方を知り、自分自身でも正しく実施できないといけません。お客さんと真摯に向き合ってゴールを達成させるよう共に進んでいく人間力も必要です。もう一つ思うのは強烈な謳い文句ばかりで、お客さんの理想像が過剰になっているのも問題だと思います。それを植え付けたのも業者側だということを認識しないといけないでしょう。

体づくりというのは一朝一夕にできるものではありません。魔法の方法はないです。これを機にそう言ったことを周知していくことも我々まともな側の出来ることでしょう。

 

ダイエットプログラムをお得な料金で募集します!

www.wakegym.jp