Kanaです。
脂肪と聞くとダイエットの敵だとか健康の敵みたいなイメージがあります。
イメージというか固定概念みたいなものですかね。
で、このタイトルにあるレプチンというもの。馴染みのない言葉なので初めて聞いた方も多いと思います。
レプチンが何なのか簡単にというと、脂肪組織から分泌されるホルモンです。
このホルモンは摂食調節やエネルギー代謝の作用をメインにもつホルモンなんですね。
血中へと分泌されたレプチンは、摂食を抑制すると同時にエネルギー消費を促進させる働きも持ちます。(体内の痩せ薬と言われるほど)
1994年、肥満マウスは正常なレプチンを作ることが出来ないことから肥満を起こしているということが明らかになったというもの。
そしてその肥満マウスに人工的にレプチンを作って投与すると、なんと肥満マウスは食欲が抑制され、脂肪組織も体重も減少したという。
え!!!じゃあ人間にも有効的なのでは?
レプチンは肥満から救ってくれる時代がくる?
答えはノーです。
近年の研究ではレプチンの分泌量は脂肪組織の量に比例するので、体脂肪率の高い人ほど血中レプチン濃度が高いという報告もあります。
しかし、体脂肪率の高すぎる肥満者はレプチン抵抗性の状態に。(=レプチンが効かなくなる)
もっと噛み砕いて言うと体脂肪率の高い人はレプチンが多く存在しているけど、増えれば増えていくほど作用しなくなるよってこと。
なるほど、レプチンは増えると効かなくなるのか~
悪循環すぎますね。
健康な状態を逸脱して高脂肪食を摂取し続けると、レプチンは効かなくなり食欲が促進され、エネルギー消費量は低下し、生活習慣病を引き起こします。
もしかしたら遺伝子が想像していなかった以上に、我々は飽食になってしまったのかもしれません。
にしてもやはり痩せる為の薬なんて存在しないのが現実。現実って厳し~
~編集後記~
そういえば髪の毛25㎝くらいバッサリ切りました!あまりにもバッサリいったので周りの反応がいいのが気持ちいいです(笑)
毎朝セットするのに多少の時間は要しますが、シャンプーとかドライヤーするのめっちゃ楽だし、夏だから切って良かったな~と思います。気分転換大事ですね!
福山市のパーソナルトレーニングジムWAKE管理栄養士のKanaでした。