一般的にはメタボと略される
メタボリックシンドロームですが、
この言葉は単なる肥満という意味ではなく、
蓄積した内臓脂肪から悪い物質が出て
いろんな病気(糖尿病、高血圧、など)
を発症する考え方です。
内臓脂肪を減少させる方法は
主に2つあります。
食事の適正化と運動です。
今回はどのような運動がメタボ解消に有効なのか?
まずは基本的な知識のご紹介します。
(1)メタボを予防・改善するには週に10エクササイズ
システマティックレビューによると
内臓脂肪を減少させる運動量として
週に10エクササイズの量が必要である
ことが示されています。
この10エクササイズを簡単に言うと
おおよそ10kmのジョギングの
エネルギー消費量に相当します。
体重70kgの人が10km走ると、
70kg×10km=700kcalになります。
つまり1週間に
自分の体重の×10倍の消費カロリーで
内臓脂肪が減少するという意味です。
(2)強度よりも量が大事
内臓脂肪を落とすには車のガソリンと同じで、
走らせた分だけガソリンがなくなるという
比例関係になります。
ゆっくりと走ればガソリンは食わないので
時間がかかります。
速度を上げればパワーが必要なため
ガソリンが多く消費され短い時間でガソリン
は減ります。
考え方としては、
きつい運動はやりたくないのであれば、
軽い運動で長時間実施すれば
量を稼げます。
次回は具体的にどのような
運動が有効かご紹介したいと思います。