Dr.サカモトです。
2ヶ月頑張ってこられたOさんのダイエットチャレンジが終わりました。
3.8kg減量できました。
ウェストは8cmマイナスです。
写真をご覧ください。
【前後の写真】
お腹の出っ張りがかなり凹んでいるのがわかります。
お腹の周りに付くのは脂肪組織ですが、これは運動で消費して食事で摂取を減らすしかないです。
凹んだというのは正にOさんがこれを実践したということです。
【身体組成のデータ】
中身を見ると筋肉量は多少なり落ちて、脂肪量がより一層落ちています。
筋肉量の低下にブレーキがかかったのは運動の効果として現れています。
体重が3.7kg減ですが、ウェストが8cm減というのはとても嬉しいことです。
通常は1kg減につき1cm減です。
間違いかと思ったのですが、再計測して確かに8cmマイナスでした。
素晴らしいです。
【体重の推移】
上下動はそれほど大きくなく、直線的に落ちています。
あと最後の追い込みがすごいのが見て取れます。
急降下で落ちています。
【歩数】
Oさんはスロージョギングがメインというよりも、自身の通われているフィットネスの運動を実施してトータル消費カロリーを稼いでいました。
減量には運動はなんでも良いので、最初にOさんに教えてもらったエクササイズで凡その消費量を計算して目標値を伝えました。
減量はここが大事なんです。
「腕捻り〜」とか
「ウェストギュッ」とかその部位を捻っても意味がないんです。
よくSNSの不可思議な動画を見ますが、消費カロリーが示されていないので減量には役に立ちません。
減量で重要なのは数値です。
これだけの運動量を熟して、食事の摂取カロリーをここまでに抑えれば、これだけのカロリー赤字ができるから何ヶ月でここまで落ちるという予測を出してあげる方が親切です。
Oさんに提示した運動量と食事量では2ヶ月で3kg減が目標でしたが、それを超えたのでかなり上手くいったと思っています。
予測よりもご本人の努力が大きかったのは間違いないです。
【トレーニング風景】
ベントオーバーバックエクステンションの様子です。
バイセプスカールで上腕二頭筋を鍛えています。
Oさんはトレーニングの経験者だったので動きがとても良く、デッドリフトも脊柱のアーチが綺麗に保たれていて怪我はしないだろうなと思いながら指導をしていました。扱う重量も予想よりは大きく驚いたものです。デッドリフトで25kgでした。これは50代では立派なレベルです。
【食事のアドバイス】
上の写真の食事の量は少なく見えますか?
少なく見える人には少ないんでしょう。
大事なのは食材の選び方や調理法です。
そのコツさえ分かれば摂取カロリーは抑えられます。
Oさんは食事の摂取制限と運動での消費量アップを常に続けてきました。
その成果です。
Oさん、本当にお疲れ様でした。
2ヶ月間お世話になりました。
また来られる時には体力アップ目的で😄
ありがとうございました。
【ダイエットにチャレンジしたい方へ】
何回もお伝えしますが、ダイエットで糖質制限は絶対にやらない方が良いです。
その理由は、
1.元気が出ない
2.イライラする
3.運動のパフォーマンスが落ちる
4.耐えられないから辞めてしまいすぐにリバウンドする
碌なことがないです。
主食にご飯、主菜に肉魚、副菜に野菜などを通常は食べます。
一番割合の多いのはご飯やパンなどの炭水化物で、6割ほどです。
これを摂らないわけだから体重は落ちます。
当たり前。
ダイエットの基本は消費量>摂取量なのだから!
摂取量を落とす中身は何でも良い。
糖質でも。
糖質制限がダイエットに効果的なのは証明されているし分かっています。
ただ問題なのは続かないし、健康によくない。
そして運動のパフォーマンスが落ちるということです。
運動をする際の持続力は糖質に依存します。
糖質が筋肉にどれだけ備蓄されているかが持続力のポイントです。
糖質が枯渇した時にパワーダウンします。
その燃料が入ってないのだからパフォーマンスが落ちるのは当たり前。
みなさん、糖質制限は本当にロクなことがないので辞めましょう。
最初 WAKEに来られた時に「糖質制限で体調を崩した」という話は聞きます。
正直聞くに耐えません。
安易な方法。
本当に落とし穴です。
基本の徹底が最速です!